『人生の一大事はデータ科学にまかせろ! 直感や思い込みに惑わされず、正しく決断する方法』を読みました

投稿者: | 2024年3月23日

『人生の一大事はデータ科学にまかせろ! 直感や思い込みに惑わされず、正しく決断する方法』を読みました。

『誰もが嘘をついている』の著者の新刊です。前作も読んだんですが本作も面白かったです。データサイエンスにより人間の判断を手助けするという内容です。この手の本をよく読む人にとっては知っているという話が多いのですがなるほどと思う部分も結構ありました。

冒頭では幸福な結婚のためのデータ科学について書かれています。最近はアプリでのマッチングが非常に増えていますが、容姿は以前よりも重要になったということ、高身長であるというのもかなり重要だそうです。

具体的には身長167センチの男が身長182センチで年収6万2500ドルの男並みにモテるには23万7500ドル稼がなければ差が埋まらない、15センチの身長差は17万5000ドルの差に相当するそうです。この数字は割と衝撃的な数字ですね。後は人を助ける職業、男性弁護士、警察官、消防士、軍人、医師なんかは同じ収入の男性よりもかなりモテるとのことでした。

ただこうしたモテる男性を手に入れたからと言って恋愛関係が続くかどうかというのとは無関係でデータからはわからないそうです。そもそも恋愛をして幸せになる可能性が高い人というのは元々幸せな人だそうです。どういう相手と付き合うかということよりも自分の幸福度が恋愛においては重要というのは少し意外な結果かもしれません。

ちなみに身長、人種、宗教、職業、容姿、初婚か再婚か、性的嗜好、似た者同士であるかどうかは幸せな結婚とは関わりが薄いとありました。

アプリにおいては容姿、身長、職業といった項目が重視されますが、こういった特質は幸せな恋愛関係とはあまり関係が無いようです。ただ、デート市場ではこれらの特質を持つ相手をめぐって熾烈な競争が繰り広げられているとのことです。ちなみに良き伴侶となる条件は暮らしに満ち足りていること、愛着理論を持つ人、誠実さ、向上心が重要とのことです。

後は何をすることが幸せにつながるのかということについてもまとめています。1番幸せな状態はセックスでその幸福度は2位の観劇、ダンス、コンサートを遥かに上回っているそうです。逆に1番不幸な状態は病気療養、2番目に不幸な状態は仕事をしているときとのことでした。

ちなみにゲーム、読書、テレビなんかはさほど幸せな状態ではないそうです。スポーツ、展覧会、ガーデニングといった活動は思ったより幸福をもたらす活動であり、人間は受動的な活動を過大評価しがちであるとのことです。ちなみにSNSは幸福増進効果という点でダントツに最低の余暇活動であるとのことでした。

しかし仕事をしている状態が2番目に不幸な状態というのはなんだかなあという感じです。仕事の苦しみを和らげるには在宅勤務で音楽を聞きながら、友人と働くことを勧めていますがなかなか難しいでしょう。結局は働く時間をいかにして短くするかということにやはり注力した方がいいかもしれません。

後は天候と自然も幸福度を左右する要因としてかなり重要なようです。晴れていて暖かく景色が綺麗なところにいるとそれだけで幸福度は上がるとのことでした。これらのデータからまとめた人生の答えとは「気温26度以上の晴れた日に、恋人と一緒に美しい水面を眺めながらセックスをする。」ことだそうです。まあ、まず無理ですがデータの結果を突き付けられると結局人間も動物なんだなと改めて感じますね。

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『人生の一大事はデータ科学にまかせろ! 直感や思い込みに惑わされず、正しく決断する方法』を読みました」への2件のフィードバック

  1. きじう

    セックスも最低3日は開けないとたまってこないからなあ。その間は男はどうしようもないよな

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    1. ココス 投稿作成者

      性欲よりも時間的な制約の方が大きいですね。男は難儀なものです

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