以前読んだ本に書いてあったのですが、人間というのは金額が大きくなると感覚がどうもついていかなくなるそうです。
例えば車なんかの高額な買い物をする際にはオプションも安く感じて色々とつけてしまうそうです。
例えば車も本体が何百万とすると内装のオプションの金額である数万円も安く感じて色々とつけてしまうという感じです。
他にも結婚式なんかでビデオ撮影をする式もあり、式の最後に流してくれるところもありますが、あれなんかも何万ととられますし、平時ならまずありえないような金額がかかっています。
しかし結婚式自体が、数百万という金額がかかっているのと、一生に一回だからということで気にせずホイホイやってもらうという人が多いと思います。
もとの金額が高額な場合、追加で何万か払ったとしてもたいして高くはないというように人間ってのは感じてしまうようにできているらしいです。
とはいえ元の金額が高くて追加で払うとして安く感じようが感じまいが、金は金です。仮に高額な買い物をするとしても感覚を乱されて、余計なオプションをつけないようにしたいものですね。
そんな人間の買い物の中で最も高額なものと言えば何と言っても住宅でしょう。
数千万という金額はほとんどの人間にとっては一生をかけて払うような金額で、多くの人がローンを組んで購入しています。
今では35年ローンが当たり前になっていますが、35年って改めて考えるとありえないなと感じます。
そんなことを考えていたらなんでも最近は長期優良住宅を対象とした50年ローンなるものがでてきているそうです。(【フラット50】)
住宅ローンで家を買うというのはある意味FIREの対極にあたる行為であるわけですが、上のようなローンを組む場合本当に払いきることができるのかと考えざるを得ません。
そもそも日本の住宅だったら50年も経てばボロボロなわけでローンとは別に修繕費の積み立ても必要だと思います。
仮に30歳で購入したとしても80までローン払うのは現実的じゃないですよね。まあ払い終える前に死ねば関係ないのかもしれませんが。