このところ株式相場が堅調で儲かっているという声が目立ちます。自分のリターンがヘボいからかあまりいい気はしませんね。このへんはSNSの弊害でしょう。ろくなことがありません。
先日『BLUE GIANT』を見に行きました。映像化を期待されていた作品だけあって自分もかなり期待していきましたが文句無しの出来でした。
今回の映画は主人公の高校時代をカットし、上京後のみに絞ったのと、玉田と雪折の成長にスポットを当ててしっかり描いたというのがいいですね。最後のストーリーの改変もいい感じでした。
主人公の大はちょっと精神的に完成し過ぎていますし、彼を話の軸にしてもあまり面白くなりませんしね。全体的にテンポも丁度よくまとまっていて話に集中して見ることができました。
そして何と言っても音楽が素晴らしい。普段ジャズを聞くことは無いのですが抜群に音がよく、何度も聞きたくなるような仕上がりになっていました。サントラが売れていると聞きますがさもありなんという感じですね。
しかしこのところの映画を見ていて思うのですが以前とは違い、話のテンポが非常に速くなっています。
先日見たスラムダンクもそうですが、10年前に比べるとストーリーの進行速度が倍近くなっているような気がします。
どちらも原作は何度も見ていたので自分にとっては丁度いい長さですが、初見の人にとってはもう少し余韻があった方がいいのかなとも思わなくもありません。
まあ、映画をあえて見る人間って基本的にファンしかいないと考えるとこれくらいの速度でもいいのかもしれませんけどね。
これらのヒット作の傾向を見ると期待していた『チェンソーマン』がコケてしまった理由もなんとなくわかりますね。ファンからすると作り直してほしいなあと思わなくもありません。