転校生の翔が放っておくと死んでしまうという手紙が来たから、手紙に書いてあるとおりに行動して死を防ぐという話です。
翔は、転校初日に母親が自殺したらしく、それが原因となって翔も死んでしまうということなので、死を防ぐために行動するのですが、正直登場人物にあまり共感ができませんでした。
母親が死んだら辛いだろうとは思うのですが、いくらなんでも落ち込み過ぎです。精神科に通うべき話で、友人でなんとかしようというレベルを超えてしまっているんですよね。
それと転校初日からそんなに都合よく親友ができるのかなあと思ってしまう自分は歪んでいるのでしょうか。この少女漫画特有の人間関係の構築には正直ついていけないです。やっぱり色々キレイ過ぎるんですよね。全員自分の身を顧みずに翔のことを助けるわけですが、もう少し登場人物の心理もドロドロしているものではないかなと思うのです。あまり語るとネタバレになってしまうのですが、親友の男がそんな簡単に身を引けるのかなとは思いました。少女漫画のノリは基本的に合わないですね。