軍鶏というマンガを初めて読んだのは中学生のときでした。
親を殺した少年、成嶋亮が少年院に収監され、空手にのめり込むというストーリーは当時の自分にとっては斬新でハマりました。
成嶋は親を殺したうえ、同部屋の部屋頭の一物を嚙みちぎるなどし、次第に少年院でも追い込まれていくわけですが、空手を週一回教えに来ている黒川と出会い、彼の運命が変わります。
彼は殺されないために空手に没頭し、徐々に強くなっていくわけですが、この鍛錬を重ね、強くなっていく描写が素晴らしい。少年院でのエピソードは全34巻中わずか2巻のみですが、緊張感はかなりのもので非常に印象的でした。
その後、バレエダンサーのトーマと戦うところまでは読み、それ以降は読んでいなかったのですが先日ようやく最終巻まで読みました。
読んでみた感想ですが、正直15年も連載していたのにこの終わり方はないよなあと思いました。
成嶋が死ぬのは親殺しという過去があるのでまあ仕方ないとは思いますが、その死に方があまりにもひどい。
殺し屋から逃れようとして山の中で力尽きてしまうわけですが、正直肩の力が抜けました。
どうせ死ぬのなら戦って死んでほしかったです。
成嶋の仲間や家族との話もぶん投げているわけでしっかりそのあたりも描き切ってほしかった。
このマンガに限らず結構オチが最悪なマンガって多いですよね。
明日は今まで読んできた中でいくつか酷かったものをあげていこうと思います。