ネット上で話題になった著作の続編です。
表紙に出ている人物4人のうち2人(安重根とパククネ)が作中に登場してこないというのが何ともシュールです。
ただ、トーナメントで父親の仇を倒すという話の軸が一応存在した前巻とは違い、2巻は物足りない印象を受けました。
覇王という父の仇を倒した後、コリアンタウンである新大久保に主人公は遊びに繰り出しますが、そこへ在日特権を糾弾する会の桜木が攻めてくるという導入。
この桜木のモデルは当然在特会会長、桜井誠がモデルです。
桜木は、筋骨隆々で体重250キロの化け物として描かれており、道路標識を引き抜き振り回すほどの膂力を持っています。
彼が在日を狩るようになったのは、高校時代好きだった女性が在日で、桜木は高校を卒業したら結婚しようと提案したところ、父親から劣等民族の男と結婚するのは許さないと断られたというのが理由でした。
桜井は実際朝鮮部落の近くに住んでいたようですので、こういうことももしかしたらあったのかもしれませんね。
韓国の思考がアレなのは今に始まったことではないですが、今回の桜井の描き方を見ていると日本も醜いなと思えてきます。
このマンガはテコンドーの達人である朴が日本人と戦っていき、ひたすらに韓国を持ち上げ、日本をディスることで結果的に韓国の格を貶めることを目指しているものと思っていましたが、どうも違っていたようです。
作者の目指しているところを聞いてみたいものです。