「ラストイニング」で人気を博した中原の新作野球漫画です。
主人公、城戸拓馬はエースとして県大会の決勝までチームを導き、後にドラフトの目玉となる猪俣を完封しますが、試合には惜敗。
その後プロ志望届を提出しますが、結局自分はドラフトにかかりませんでした。
それどころか、まったく予想もしなかった二番手投手である内山が指名されます。
スカウトが見にきていたにもかかわらず、城戸ではなく内山が指名されたことについて、城戸にはおとりとなってもらったとスカウトは言います。
非常に落ち込んだ拓馬ですが、卒業後2年間独立リーグに所属し、プロを目指し野球を続けます。
しかし、2年目のシーズン終わりになってもスカウトの声がかかりません。
そんな択馬の前に岩淵なる男が現れ、独立リーグで野球をすることについてこのまま続けていいのか拓馬に問いかけます。
択馬には大きなチャンスが残されていることを伝えにきたと彼は言います。
ラストイニングでは監督が主役でしたが、今回はオーソドックスに選手が主人公です。
とはいえドラフトにかからず2年も独立リーグでプレイしており、選手としてのポテンシャルが微妙な感じです。
ラストイニングも戦力がそろっていませんでしたが、今回も選手の力量がそんなに高くはないです。
とはいえやはり選手が主人公だと話が盛り上がります。
独立リーグからどのようにして這い上がるのか、猪俣は高卒2年目にして巨人の4番になっており、そういったプレイヤーとどう渡り合っていくのか注目です。