高校一年生の望月夢子にはある悩みがありました。
それは男性器、ちんこの形がどうなっているのかということです。
彼女はちんこを見るためにはヌードデッサンをすればいいと考え、美術部に入部します。
その日から美術部の本田正一にヌードデッサンのモデルとなることを強要し、デッサンに励むようになります。
今ではすっかり売れっ子となった押見修造のデビュー作です。
話をしては夢子がただちんこを描くだけで、絵もへたなのですが、話に勢いがあります。
男性器が見たいという一心で美術部に入った夢子ですが、都合のいいヌードモデルが手に入ってからは一心不乱にちんこを描き続けます。
本当にちんこしか見えないって感じで、目を輝かせて描く姿が印象的でした。
描いている絵も体を描いておらずちんこだけを描くというまさにアバンギャルドな作風です。
それにしてもこの設定でこれだけ面白く描くあたり、やはり大器の片りんが見えますね。
万人にオススメできるマンガではないですが、かなり面白いです。