「バーナード嬢曰く。」これは本の中身をガイドしないガイド本だ

投稿者: | 2016年11月21日

前にも書きましたが自分は施川のマンガ合わないなあと思っているクチです。

ただ、このマンガを読んだら認識を改めないといけないと思いました。

主人公町田さわ子は図書室で一人いつも本を読んでおり、一見かなりの読書家に見えます。

しかし彼女が本を読むのは誰かが見ているときだけなのです。

彼女は自分のことをバーナード嬢と呼んでほしいと言います。

これはバーナード・ショーに影響されたからだそうですが、私は読んだことないので今度読んでみようと思いました。

自分を読書家に見せようとするバーナード嬢が、毎回名言を引用し出すというのが話の筋ですが、これがなかなかうまい。

バーナード嬢は引用している小説を絶対に読みません。

本を読まずにタイトルだけ覚えて何かのネーミングの際にモジりたいとのたまう始末。

この発言をした回では熱心なSFマニアに殴られていました。

毎回バーナード嬢は内容を語らずに名言を口にするのですが、何故かその名言を聞くとその本を読みたくなってくるんですよね。

これはやはりいい言葉には力があるということだと思います。

小説の内容を説明しているわけではないですが、何を読んでいいのかわからないというときに読むとこの本はガイドになるかもしれません。

実際にこの作品で紹介された「天の光はすべて星」をAmazonで見るとバーナード嬢の3巻が買った本に出ていました。

自分もマンガで挙げられた本を読みたくなりましたし、同じことを考える人はいるのだなあと思いました。このマンガ、結構な影響力がありそうです。

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