『悪の教典』を読みました

投稿者: | 2023年11月6日

今日ネットで話題になっていたのですが財務省の社会保障に関する提言の151ページで配当金についても保険料の賦課対象にするべきという話が出ていたようです。

また、150ページでは医療保険・介護保険における負担の在り方全般について、マイナンバーを活用して、金融資産の保有状況も勘案して、負担能力を判定するための具体的な制度設計について検討を進めていくべきとの記述もありました。

必死に貯めてきた金に対してさらに奪おうというのは流石に酷すぎですね。こんなん提言する前に一律医療費3割負担を目標にすべきだと思います。

後は生活保護受給者の医療扶助の見直しですね。医療費を抑えれば他は何とかなると思います。まあそれが一番難しいのでしょうが。

それはそれとして『悪の教典』を読みました。

個人的に久々の小説です。元々貴志 祐介の小説は好きで『天使の囀り』、『黒い家』、『新世界より』、『クリムゾンの迷宮』とだいたい読んでいるのですが悪の教典は読んでいなかったんですよね。

あらすじは好青年で生徒からの信頼が篤い高校教師が実はとんでもない殺人鬼で次々に殺していくという内容です。

映画にもなっていたので個人的に期待していたのですが、正直氏のファンとしてはホラーとしてもサスペンスとしても微妙だなという印象です。

元々著者の本って得体の知れない不快感ってのが肝だと個人的に思っているんですよね。

上の4作は狩られる側からの視点で書かれており読んでいてストレスはあるのですがそれがまた強烈な読後感に繋がっていました。

それが本作は犯人目線にしてしまったため怖さってのがほぼなくなってしまいました。殺人のプロセスや動機も適当で雑な上、ご都合主義的に思えてきます。正直そうはならんだろという感がぬぐえません。

実際下巻では殺人が露見しそうになったため、生徒を皆殺しにするという行動に出るのですがそれはないわと思いました。最初に挙げた作品並の読後感を期待していると多分裏切られるんじゃないでしょうか。

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