主人公の夏生は通っている高校の教師である陽菜に想いを寄せています。
ただ、陽菜は彼氏もおり、生徒と教師で立場も違うということで、彼女を諦めるため夏生は合コンに参加をします。
そこで瑠衣という無愛想な少女と出会います。2人で話した際、彼女からお願いがあると言われ、合コンを抜け出すことを提案されます。
そのお願いとは、セックスをしてほしいというもので、彼女は経験として知っておきたいからしたいのだと言います。
結局その日2人は初体験を済ませます。陽菜という好きな相手がいるにもかかわらず、流されるままに初体験を終えた夏生はこれでよかったのかと考えます。
その後父親が再婚するという話をし、相手方の家族の紹介をするのですが、その母親の娘が、夏生が想いを寄せている陽菜と初体験の相手である瑠衣だったというのが導入です。
週刊少年マガジンでセックスシーンを袋とじで掲載し、話題になった本作。
第1話で主人公が童貞を卒業するというなかなか衝撃的な導入です。
昨日の「大正処女御伽話」とはえらい違いですね。
しかも再婚相手の娘と只事ではない関係になるということでかなりインパクトがあります。
ただ、見知らぬ男といきなり初体験を済ませる瑠衣と実は不倫をしているという設定の陽菜がメインヒロインというのは正直どうなのかと思いました。
少なくとも少年漫画のヒロインの設定ではないですよね。
このヒロインに対して、読者は魅力を感じ取ることができるのか疑問です。
他にも主人公に想いを寄せる女性で過去に30人以上と経験を持ったという女性も登場しますし、夏生の友人が瑠衣に対してレイプ未遂をしたりするなど、正直これを少年誌で掲載する意味があったのかと思いました。
設定的にも他の雑誌に掲載すべきだったのではないでしょうか。
それから顔が同じでキャラクターの見分けが付きにくいんですよね。
話自体は続きが気になるのでついつい読んでしまいますが、色々問題のある作品だなと思いました。
そういえばこのマンガもネットに広告が掲載されていますね。
かなり衝撃的な導入なだけに広告が打ちやすいのでしょう。