「大正処女御伽話」右腕が動かなくなったら家と嫁を父親からもらい養生することになったという話

投稿者: | 2017年1月2日

金持ちの家に生まれた志磨珠彦は、交通事故に遭い母と右手の自由を失います。

この時代に身体に障害を負うということは非常に重いことのようで、珠彦は家族から見放されます。

その後父から千葉の田舎で養生するように言われ、屋敷と嫁である夕月をもらいます。

このとき珠彦は17歳ですが、嫁に来た夕月はさらに若く、なんと14歳で女学校をやめて嫁にきています。

ただ、この夕月が非常に素直な性格をしており、珠彦を甲斐甲斐しく世話します。

夕月の親は珠彦の親から借金があるということで借金のカタとして嫁にきたのですが、それをまったく感じさせません。

珠彦は家族から見放され、兄弟の縁談に響くから死んだことにしておきたいと父親から手紙をもらったりして厭世的になっていました。

しかし、この嫁の夕月が珠彦に尽くすことで徐々に彼の心を変えていきます。

大正時代を舞台にした恋愛話ですが、珠彦と夕月の関係性が微笑ましく、読んでいて暖かい気持ちになります。

一緒に暮らす様子を描いたラブコメということで描写が濃厚なのかと思うかもしれませんが、少年誌ということで未だにキスまでというところがなんともじれったくもあります。

ですが、この焦らし感がまたたまりません。

大正時代の恋愛ということで時代考証もなされており、ストーリーもしっかりしています。

絵柄も可愛らしくこれは当たるだろうなと思いました。

不謹慎ですが右腕と引き換えに甲斐甲斐しい嫁が来るのであれば失ってもいいかもしれませんね。

親がいなくなるのは困りますが。

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