統合失調症を患った女性の闘病記です。
卯月妙子ってAV女優だそうですが、この本を読むまで存在は知りませんでした。
この病気本当に過酷です。
薬を飲んでも妄想は始まるし、飲まなきゃ飲まないでさらに酷い妄想をし出すといったことが描かれていますが、本当にしんどい。
自殺未遂を図るまでになるとは非常に衝撃的だと思いました。
ただ話の中で救いとなるのはやはりボビーの存在です。
3度も結婚し、部下からも慕われているボビーはやはり大物。
人間的に魅力があり、モテるのもわかるような気がします。
統合失調症でこんなややこしい人を受け入れるあたり、懐が広すぎです。
器が大きいという言葉はこの人のためにあるようなものだと思いました。