主人公の小口は定食屋の息子で、ある日同級生の百草さんが食事をしにくるところから話は始まります。彼女が定食屋で注文したのはかなりのボリュームがあるからあげ定食でした。最初は同級生である小口の存在に気付かず食べていたのですが、小口が店員をしていることに気付くと途端に尋常でない様子で焦り出します。しかも何故か財布にはかばやきくんが入っていました。
その次の日、彼女が授業中に勉強しているふりをしてプリッツを食べているという事実に小口は気付きます。プリッツを授業中に食べていたことを指摘すると彼女は半端なく動揺し、自身のことを意地汚いぶただと卑下します。プリッツを食べていた事実を黙ってほしいと百草さんは言いますが、小口はその代償として、百草さんに自分と付き合ってほしいと要求します。
その後小口は彼女と仲良くなるのですが、彼女の食い意地は尋常ではありません。いつも弁当を一人で食べているのでついていったら、辞書カバーの中にごはんを隠していたり、ソフトクリームが垂れたら下に座って口でキャッチするなど食に対する執着はすさまじく、狂気すら感じます。
食に関するマンガが昨今流行っていますが、これはかわいいけど狂っている百草さんを愛でるマンガと言っていいでしょう。何故百草さんは食べることにここまで執着をもつようになったのか、今後作中で語られるかもしれません、というか語ってほしい。