このマンガはタイトルのとおり狩りをテーマにしたものですが、読んでいると狩猟本能を刺激されますね。
イノシシやシカといったポピュラーなものからカラスなどのマイナーなものまで、様々な動物を狩っています。
実体験に基づいて描かれた狩りなんかのシーンはそれほどうまくはないですが、丁寧に描かれており非常にわかりやすいです。
ただ、狩りのシーンの方が分量としては多いのですが、食べているシーンの方が印象に残っています。自分で狩った肉は非常にうまそうです。
しかし、鹿肉とか生でバンバン食べているのですが、肝炎とか大丈夫なのかと思ったりしました。
著者は自己責任で食されていますが、素人にはオススメできないといった感じです。
影響されやすい自分も狩猟やってみようかなとも思うわけですが、都会なのでちょっと厳しいし、何より規制が色々めんどくさそうです。
著者が主に使っている狩りの道具は空気銃ですが、名前は空気でも人を殺せるくらいの殺傷力はあるようです。
その銃で好き勝手に狩ることができればいいと思うのですが、そういうわけではなく、狩ることのできる動物の数は相当少ないようです。
2巻によると鳥類だと550種類のうち狩猟できる鳥類は29種類であとは狩ってはいけないそうです。
とはいえ、苦労して狩ったあとの食事はうまそうだし、心惹かれるものがあります。
描写が非常にわかりやすく、自分が知らない世界を知ることのできる一冊だと思います。