渡辺ペコのマンガにあまりいい印象を持っておらず、このマンガもずっと前に購入して読まずにいました。
恐らく最初に読んだマンガが「キナコタイフーン」で正直イマイチだったからかもしれません。
このマンガは6本の短編が掲載されています
いずれも女性視点から描かれていますが、心理描写がしっかりとしており、非常に読みやすいです。
特に自分が気に入ったのは、3兄妹が2年ぶりに顔を合わせるという話です。
久しぶりに妹宅に泊まりにきた兄が、自分はゲイであるということを妹に告白する話ですが、兄妹の距離感がいい感じで描かれています。
職業や嗜好が違っても兄妹仲がいいっていうのは素晴らしいことだなと思いました。
とはいえ今のトレンドに比べて、ペコのマンガはいささか話がオシャレ過ぎるような気もします。
今このマンガを描いたらもう少し違った形になっているのだろうなと思いました。