「1Q84」初村上春樹です

投稿者: | 2016年11月8日

ものすごい今更ですが「1Q84」読みました。実はこれが初村上春樹です。まだ1巻しか読んでいませんが、とりあえずの感想を書いておこうと思います。

主人公はともに29歳の「青豆」という女性と「天吾」という男性です。この2人の話が交互に展開していきます。

青豆は、普段ジムのインストラクターとして働いていますが、女性に対し理不尽な暴力をふるう男を殺すという副業をやっており、なかなか一筋縄ではいかない人物です。

天吾は、塾講師として働くかたわら小説家を目指していますが、なかなか芽がでないという生活をしています。ただかなりモテるらしく週一回の人妻との逢瀬については繰り返し作中で書かれています。

天吾はある日、懇意にしている編集者の小松から小説の書き直しを提案されます。この小説は17歳の少女が作ったもので、アイデアは面白いが何かと至らないところがあるため、天吾に書き直してほしいとのことですが、天吾はすぐにこの小説の書きなおしを決めます。

天吾が書き直した小説はベストセラーとなりましたが、この少女は、ある宗教団体とかかわりがあり、少女がトラブルに巻き込まれたところで1巻は終わっています。

非常に長い話で1巻を読むだけで3時間以上かかりました。話のあらすじはほとんど天吾の方から書いていますが、青豆の話はまだあまり動いていないのでこんなバランスになってしまいました。初めて村上春樹の小説を読みましたが非常に面白いです。天吾と青豆の人物像がかなり掘り下げられており、これからどうなるのか気になります。話に引き込む力はやはりかなりのものだと思いました。

ただ、セックスについて何度も書かれているのには閉口しましたね。村上春樹だから許されていますが、青豆の男漁りを他の作家が書いたらまず止められますね。青豆は月に1回程度手ごろな男性をバーで漁り、セックスしますが、こういった奔放な女性が大衆に受けるかというとまず受けないと思われます。あと、天吾と人妻の関係についてもくどいです。作中で何度も語られており、正直耳タコです。村上春樹は性描写が多いと話には聞いていましたが、ここまで何度も書く必要はあったのかなと思いました。

とはいえ面白い小説であることには変わりないため、今後の続きが楽しみではあります。

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