『自作の小屋で暮らそう: Bライフの愉しみ』を読みました。
自分で土地を買って小屋を建てて暮らすというものですが、著者の経歴がすごいですね。
東大哲学科を卒業後、慶大博士課程を取っています。
とんでもなく優秀であるにもかかわらず、やることが小屋を建てて、月2万円で生活するというのは何とももったいない。
ニートのPhaさんといい、頭のいい人はこういった生活に引かれてしまうのでしょうか。
本著でも著者は好きなだけ寝ていたいということを言っていますし、似た気質を持っているように感じました。
内容としましては、小屋で生活するにはどうしたらいいのかということを中心に書いています。
小屋の建て方や、トイレの作り方、食事などについて細かく説明しており、実践的なガイドブックといった感じです。
文明から解放され、好きに生活する様子は、まさに自由といった感じで正直憧れます。
こういった生活もいいかなと読んでいて思いました。
ただ、惜しむらくは、何故著者がこのような生活をするに至ったのかが、あまり書かれていない点ですね。
非常に深い知識を持っているだけに、何を考えて今まで生きてきたのか、生い立ちを知りたいと思いました。
次作があればそのへんもっと突っ込んで書いてほしいですね。