舞台は東京、主人公の香は33歳で、現在特定の相手がいないという状況。
年齢的にかなり焦っているという設定です。
ある日自身が10年前にフった男性から食事に誘われます。
10年前は芋臭かった男も今では成長し、なかなかいい男になりました。
久しぶりの誘いに香は舞い上がりました、それこそ結婚を意識するほどに。
しかし、彼が誘った理由は香の事務所の後輩に指輪を渡したいから相談したいからでした。
香は激しく落ち込み、友人2人からキレイになればいい人が現れると励まされます。
しかし、横で聞いていたイケメンからタラレバ話で盛り上がる行き遅れ女の井戸端会議だと揶揄されます。
タラレバ女と切り捨てたこの男と香が、くっつきそうになるという話です。
ヒットメーカー東村の著作だけあって面白いです。
以前NHKでオリンピックまでに結婚したい人が増えているというニュースが流れていましたが、その際にも取り上げられていました。
表紙はポップですが、内容はかなり痛々しいです。
33歳という年齢的に結婚に対して焦りが出てくる年代をうまく描いています。
香も自分の過去の行いを幻覚が責めてくるのですが、なかなか痛々しいです。
ただ、ここまで焦りがあるのであれば、婚活パーティーとかで出会う普通の人でもよくないかと思いました。
それと3人娘もイケメンに入れ込むところがなんだかなという感じです。
香はともかく、友人２人とも２号になっていますしね。
結局選んでいられないといいつつ、イケメンを選んでいるんですよね。
イケメンは何股でも余裕ですし、つくづく不公平だなと思いました。
仲のいい友達もいることですし、無理して結婚しようとしなくてもいいんじゃないでしょうか。
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